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SEOしないSEO

今回のファーストサーバ大規模障害のおかげで(?)、疎遠になっていたお客様数社からも連絡が来たりしました。制作はこちらで請け負ったものの、管理更新はお客様の社内でやっていた、というようなケースです。

何年も前に作ったサイトもあったので、懐かしく思い、社名以外のキーワードで検索してみたところ、検索エンジン1位にヒット。試しにほかのキーワードで検索しても3位以内には入るという優秀さ。

こちらで制作した後に何か特別なSEOを施したのかと思ったら、「ページの更新をしただけで、何もしていない」とのことでした。
ソースを見ても、SEOの基本と言われる
<meta name="keywords" content="○○○">
<meta name="description" content="○○○">

の記述がない。

今だから言えますが、当時の私は、「keywords」と「description」なんて意味がない!と思っていましたので、この2行のないサイトをたくさん作りました…
そこがそのままになっているということは、一般的には「SEOの基本がなっていない」ということにもなるかもしれません。
(現在は思い直して、一応サイト制作の「基本」として記述するようにしています。)


では、なぜサイトの評価がそんなに高いのか?

答えは簡単です。

コンテンツが有益であるからです。

検索エンジンの気持ちになって考えてみましょう。
検索エンジンの使命は、「いかにユーザーの要望にマッチするサイトを上の方に表示するか」だと思います。

検索したはいいものの、なんとも役に立たないサイトばかり上位に表示されたのでは、検索エンジンとしての使命はまっとうできていないと言えるでしょう。

と、いうことは、今度はサイトを運営する側の心構えとして、
検索エンジンで上位にヒットさせたければ、そのキーワードで検索をしたユーザーの要望にマッチしているサイトである必要がある、ということです。

SEOに躍起になる企業の気持ちは、
「いかに検索エンジンで上位にヒットさせるか」です。

なんだか大事なことが抜け落ちている…と感じることがよくあります。

検索エンジンは二の次です。
まずはコンテンツです。
コンテンツをもう一度練り直しましょう。
どうせなら全部リライト(文章を書き直す)しましょう。
古いサイトなら、この機会にインフォメーションアーキテクチャを考えましょう(情報の再構築とでも言いますか)。
情報を系統立てて、いかに見やすく、いかに有益なサイトにするかを考えましょう。

と、いうようなことを、私はお客さんに話します。
(実際の私は大変のんびりした感じなので、このようにハッキリ述べることはありませんが、持って行き方としてはそうなるように心がけています。)

今どき検索エンジンを意識しないお客さんはほとんどいません。
なので、Web制作屋としては、いわゆるSEOは「やって当たり前」。

上記のように、コンテンツとインフォメーションアーキテクチャを検討し作り直したなら、あとはデザイナー(&コーダー)の腕の見せ所です。
どうやって制作していくかは企業秘密です。…嘘です。長くなるのでまたの機会に書きます。


どうやれば上位に表示されますか?と聞かれれば、
「ちゃんと作ることですね」
と答えます。

変なものを仕込んで劇的にランクを上げたとしても、それは一時的なものです。
企業・団体のサイトなど、長年に渡ってじっくり上位に腰を据えたければ、ちゃんと作ることです。
ちゃんと作ってさえおけば、結果は必ずついてきます。

ただただ普通にちゃんと作っただけのサイトが、何年も検索結果の上位に君臨できているのだと知って、今回改めてこの考え方の大事さに気付いた次第です。

ファーストサーバ大規模障害のおかげとでも言いましょうかね…


※ファーストサーバ障害、再構築のご相談に乗ります。ただし、こちらも個人対応になりますので、あまり大規模なものはお受けできません。詳しくはこちらの投稿「ファーストサーバ大規模障害:Web制作屋としてできること」をご覧ください



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